国鉄高山駅

ブレーキやクランクが取れる話

  サイクリング部員といえども全員がメカに精通しているわけではありませんので、当然整備不良車も出てきます。ただ、ハンドルやサドルなど輪行時に分解する所が走行中に緩むことは少ないのですが、組み立て後一度も触らないパーツは時々緩んでたりします。

1)右ブレーキが取れる。
 ラリーで隊列を組んで走行中に、私より3人前の人が突然右手を上げて叫んだかと思うとそのまま転倒し、後ろの人に轢かれていました。原因はハンドルに固定してあるブレーキレバーの締め付けボルトが緩み、ブレーキをつかんだ際に取れてしまったようです。ドロップバーではブレーキ時、レバーの基部に体重がかかりますので、取れれば即転倒に繋がります。取れる前に予兆があっただろうにと思いますが、気が付かなかったのでしょうね。

2)クランクが取れた
 クラブランの時、前を走っていた女子が大声と共に急ブレーキをかけました。何事かと止まってみるとクランクがBBシャフトから外れたのですが、靴はトークリップでペダルに締め付けているため、左足に外れたクランクがぶらぶらとぶら下がっていました。これも大分前から「かっくんかっくん」していたようで、よくそんな状態でこげたものだと感心してしまいました。当然四角錘の角がかなり削れていましたが、交換するのも大変なので、ボルトを強く締め付けただけでお茶を濁してました。

3)居残る部品たち
 ツアーの初日は出発駅での輪行で始まるのですが、輪行に慣れていない人がいると電車の時間に間に合わなくなるため、見送りを兼ねて居残り組が応援に来ます。ただ、他人に手伝ってもらうと時々部品を入れ忘れることがあり、前ブレーキワイヤやペダルなどはよく忘れられていて、輪行先の現地自転車屋で調達したなんて話も聞きます。なかでも横綱級なのが先輩の某女子で、輪行後にハンドルが駅に残されていたそうです。輪行先でどうしたのかは、ついぞ聞けませんでした。

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