礼文島 

 昼すぎの便で稚内から渡ったのですが、単車を含めてフェリーに乗る車はほとんど無いのに、乗客は定員オーバーではないかと言うくらい乗っていました。単車を載せて固定具合を見てから船内に行きましたら既に満席で、島に着くまでの2時間余りデッキの長椅子で寒風に吹かれていました。フェリー代が高いのと礼文島内ではほとんど移動が必要ないこと、稚内に無料大駐車場がある事などで、皆さん車や単車を置いて訪問されているようです。ですので、島内道路は縦に1本ある程度で、車もほとんど走っていませんでした。訪問前に「YHは異色」との情報を得ていたので、船泊にあるキャンプ場に泊りましたがこのキャンプ場、お盆の休み期間ともあって騒がしかったです。(1981/08/18-19)

 着いた日にスコトン岬まで行きましたが、天候が良くなくて強風が吹いており観光客は私一人でした。ただ、観光シーズンのため臨設のような売店が開いていて、色々教えてくれました。その話の中で、海岸線を通る「愛の8時間コース」と言うのがあったので、フル装備の単車で突入したのですが、回転できないような崖道に突っ込んで、ひやひやしながらバックで脱出した覚えがあります。船泊に帰って夕食の材料を調達しようとしたのですが、当時は万屋程度の商店しかなく、食材調達できなくて晩ごはんも缶詰となり、次の日にはそそくさと利尻島へと向かいました。

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