原生花園とサロベツ原野

 今は県道106号-オロロンラインとなって全線舗装になり、天塩川にも橋がかかっていますが、80年代当時はほとんどが未舗装路で天塩川の橋も無く、稚咲内などでは道が途切れて内陸部へ回り道するなど誰も通らないような道でした。利尻島から稚内に上陸したのちに抜海から南下したのですが、右手に日本海、左手に原野の中を地平線まで直線の地道が続いていました。砂利の締まった地道で走りやすかったのと、あまりの直線で単調でしたので、地道でどこまで速度が出るか試してみました。4速全開でメーター読み105Km/hまで出ましたが、それ以上は後輪の空転で出ませんでした。こけそうな路面状態ではありませんでしたが、回り全てが平原ですので速度感なかったですね(笑)。途中、稚咲内で一度道が途切れるため内陸部に迂回します。その時に原始砂丘林を通りましたが、文中のとおり鬱蒼とした林だったのを覚えています。林の中にはこんな湿地帯があったのですね。「とらべるまん」を手にする前でしたので、当時は稚咲内からそのまま南下を続けていました。Netで散見すると、現在では2車線の良い舗装路になっていますが、景色は当時と同じで変わっていませんね。(1981/08/21)

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