過激化する見送り品

 大学のサイクリング部での出来事です。サイクリング部では夏休みにツアーと称する長期旅行を行うのですが、目的地が信州や北海道ですので行き帰りは自走ではなく電車で行きます。岡山駅に集合後、自転車を分解して輪行するのですが、手伝いがてら居残りのクラブ員が見送りに来ます。見送りに付き物なのが餞別で、カンズメやお菓子などを贈っていたのですが、餞別品がだんだんエスカレートして、醤油1L、トイレットペーパー18ロールとか、スイカ丸ごと一個なんてのも出てきました。
 私もソロツアーの時にスイカ一個とか業務用桃缶2Kgなんてのを頂いたことがあります。捨てるのはご法度なので食べ切らなければならないのですが、それでなくても荷物の多いツアー初日ですのでなんとか電車の中で消化します。スイカの時は加古川線で乗り合わせた人たちに食べてもらいましたが、桃缶2Kgの時は一度あけると食べきれそうにないため、輪行先の境港駅駅前に埋めておきました。2泊3日で隠岐の島を巡った後、帰りに掘り起こして桃缶を回収してクラブの部室にもって帰たのですが、話の流れから餞別を贈った者のペナルティとなって、贈り主が桃缶2Kgを吐くまで食べさせられたとか、ならなかったとか・・・。最近でも、まだこの風習は続いているのでしょうかねえ。

 

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