旅行と野犬
皆さんは野犬の群れに出会ったことはあるでしょうか？。さすがにひねた旅行をしていると２度ほど野犬の群れに遭いました。
一度目は福井県の海岸を単車で旅行している時です。
その日は海岸のキャンプ場で泊まる予定でしたが、海水浴と合併しているためか一泊千円と高く、また一般客は夜遅くまで騒ぐので、敬遠して野宿することにしました。野宿のテント設営は暗くなってからがベストで、水の問題で炊飯もしんどいため食事は食堂で済ませ、暗くなるまで走ってから行き止まり林道の峠付近でテントを張る事にしました。午後８時ごろ目当ての場所に着いてエンジンを切るとあたりは真っ暗です。懐中電灯を取り出して荷物を降ろそうとした時でした。動物の唸り声がして、そちらを照らしてみると林の中に光る目が見えます。こ、これは野犬？と思ってすぐさまキーをひねり、ライトで照らすとそこには数匹の野犬が・・・。まずい、と思ってエンジンを空ぶかしして威嚇し、すぐさまターンして林道を下りましたが、民家の見える所に来るまで生きた心地がしませんでした。
二度目は九州阿蘇山の北、西椎屋での出来事です。
岩国に出張中だった私は土日の休みを利用して九州の滝めぐりを計画していました。夕方５時に仕事を終えてから徳山まで走り、フェリーで国東半島に出て、その後は宇佐からR387を通って九重へ抜け小国のあたりで路泊の予定でした。宇佐を通過したのは11時過ぎ、西椎屋は夜中の12時ごろでした。
夜中のR387は通る車もなく、ハイビームで走行していたのですが、前方になにやら動くものが数十匹。そうです、野犬が国道上を移動していたのです。道路は崖と谷にはさまれているため、野犬も左右に散ることが出来ません。ただ、その時は車(117クーペ)でしたのでハイビームとクラクションで突っ込んでいきました。向こうも逃げ道がなかったので車に向かってきましたが、さすがに単車の時とは違います。ただ、轢くと後味が悪いので低速で突っ込んで蹴散らしました。いや〜、こんなときは車が強いですね。
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