ホロカヤントウ

 第一回ツアーの時にキャンプ場のマークを頼りに訪れています。最初に訪れた1981年頃の北海道はアウトドアブームが一段落した頃で、道内でも流行らなくなったキャンプ場の閉鎖が相次いでいました。前日の日勝峠手前でも廃キャンプ場にテント張ってましたが、帯広を抜けて愛国・幸福駅を訪問して、ここのキャンプ場にやって来ました。天気は曇天から霧に変わっていて、生花から晩成へ至る道は水溜りが散在した林道のような道です。キャンプ場は温泉に隣接していましたが、泊まるのは私一人でどこに張っても良い言う事でした。太平洋を望める砂浜の海岸が良さそうでしたが、天気も良くなくて風も強かったので炊事場付近にテントを張りました。朝方5時頃、波の音で目が醒めたのですが、テントから出てみると満潮になった海岸からホロカヤントウに向かって波がなだれ込んでいます。昨晩テントを張ろうかと思っていた付近だったので、判断ミスらなかって良かったです。次の日は1日霧に包まれてまして、生花、湧洞から帯広へ抜ける国道は林道のような地道、釧路からパイロットファームを抜ける道は濃霧で枝道に入り込むなど、道に恵まれない一日でした。文中にもあるように、このあたりは旅行者はほとんど訪れないようで、静かと言うよりうら寂しい所でした

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