賀老の滝 

 高校時代より沢登りをしていた影響で訪爆するようになり、滝訪問が旅行の目的の一つになっていました。北海道では銀河の滝やオシンコシンの滝など観光滝は有名でしたがそれ以外の情報は少なく、第一回のツアーで地図を便りに何箇所か訪問しましたが林道が切れていたり、滝音は聞こえるが熊笹の向こうにあって突破できなかったりと不発が続いていました。2回目ツアーの最初に「とらべるまん」を手にして、何箇所か滝記載を見つけて、ツアー後半に賀老の滝を訪れています。(1983.7.18)

 

 昼過ぎに島牧に到着して進入路を確認し、覚悟して林道に入ったのですが、北海道の林道にしては珍しく、道幅の狭い本州規格の林道でした。治山工事の関係か道は結構こなれていましたが、当日は1台の車ともすれ違いませんでした。千走川温泉分岐までは普通の林道ですが、分岐後は賀老高原に向かって一気に400mを駆け上がります。誰にも会わないような林道でしたので寂しさ万点で、途中にはクマ注意のドッキリ看板(左)もありますが、滝道へ看板は出ていたので迷わずに滝に行けました。さすがに大きな滝なので観光化され、最近ではログハウスが林立しているようですが、昭和の時代では本当の秘境滝でした。

 上は展望台から、左は川床に降りての撮影です。この日は諸事情により2回来ており、上は第一回目の昼頃で、左は夕方近くになった第二回目です。第一回目を見終わって、しままきYHに泊まる事になったのですが、その時会った自転車ツアーの人がぜひ見たいというので、2人乗りで再訪したため、夕方にもう一回来ています。

 この項を書くに当たってNetで検索しましたら、林道も整備されて観爆橋も出来て観光地化されているようですね。画像検索で付近の様子が見れましたが、当時と比べて激変の様相です。ただ、滝だけは昔と同じ佇まいであるようです。

しままき(島牧)YH

 滝を見てから島牧に戻ったのが3時ごろで、バス停で横になって休んでましたら自転車ソロの青年がやって来ました。少し話をしていましたら一緒にYHに泊まろうと誘われたので、すぐ横の「しままきYH」に飛び込みで入りました。このYH、北海道のYHにしては観光地から離れているためか静かでアットホームなので珍しく連泊した上に、2年後のツアーでも寄り道訪問して連泊していました。HP見てましたら1993年に津波で全壊したそうですが、再建され現在でも営業しているそうです。

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