トムラウシ温泉

 自転車部同期の友人がトムラウシ温泉でバイトしたことがあり、非常に良いところだと言うので2回目のツアーで訪れました。アクセスは林道のような道を、新得から大雪山系へ向かって片道60Kmほどをピストンします。途中はほぼ無人の森林地帯なので、新得でガソリンと食料品買い込んで進入しました。当時は十勝ダムの建設まっさかりで、ダム湖底にあたる旧道の地道は、砂埃が途切れることが無いくらいダンプカーが往来してました。工事区間を抜けてからは静かと言うよりは鬱蒼とした大雪山系の森林地帯に分け入ります。トムラウシ温泉までは長いものの道はしっかりしていましたが、その奥にある霧降の滝への林道は荒れており、林道から滝への降り道は熊笹に覆われた廃道のような状態でしたので、諦めて引きかえしました。このような山奥の温泉の需要はどうなのだろうと思っていましたが、大雪山系縦走路の南端にあたる登山基地のようですね。いまだ健在で営業しているようです。上の写真にも写っているユンムトムラウシ岳に一度は行ってみたかったが、さすがに今となっては現実的ではないですね。

十勝三叉駅

 鉄ちゃんとしては外せない秘境駅です。当時から糠平-十勝三叉間はバス代行になっていましたが、駅舎はバス待合になっていて健在でした。当日は北見方面から勝北峠を越えて侵入しましたが、これがとんでもない泥道林道でした。車一台通らない峠を越えて十勝三叉に着きましたが、当時でも駅前に一軒の喫茶店がある程度のところです。駅構内を散策した後に喫茶店で昼食を食べている時に、店主に勝北峠を単車で越えてきたと言ったら驚かれてました。クマが出没するような、地元の人でも通らない峠だそうですね。その後は三国峠を越えて層雲峡へ向かいましたが、地道とは言え4車線くらいの広い道幅に観光バスが通るような良い峠道でした。

幸福駅

 当時から幸福駅は有名でしたが、大正、愛国はまだそれほどでもなく、美幸線のディーゼルがゆったり走っていました。

狩勝峠

 北海道を東西に抜ける3大峠は北から、北見峠、石北峠、日勝峠の3本になります。この中で景色が綺麗なのは日勝峠ですが、そのすぐ北に走っている狩勝峠も中々の展望です。日勝峠と同じく、峠から東への展望が優れていて雄大な景色が楽しめます。狩勝峠の西側は富良野を通って滝川に抜けるため札幌までは遠回りとなり、他の3本の峠と違って車の交通量も少なくて走りやすい峠でした。「とらべるまん」での紹介はありませんが、気に入っている峠の一つです。

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