Nikon Coolpix 4100

作成日:2017/11/09

 H16.07から発売されたCOOLPIX系列で画素4.0Mのデジカメです。1/2.5型原色CCD採用でスナップ用デジカメとしては現在でも問題ありませんし、今では高級機種しか付いていないTV出力もあって便利です。シリーズ初期の2100/3100は電池蓋が壊れやすく、スイッチの耐久性にも問題がありましたが、この2200/3200/4100シリーズからは電池蓋とスイッチが改良されて耐久性が上がりました。メモリもコンパクトフラッシュからSDカードになったため、最大で2GBまでの容量が確保されでいます。また、フォルムがほとんど同じなので、3100と混在して使用しても違和感無く使用できます。画質は初期の3100よりはマイルドな感じを受けますが、パソコン用の画質では問題ございません。ただ、発売後かなりの年月がたつためバックアップ電池が作動せず、電池交換時に時刻の再設定警告が毎回出ます。そこで、3100同様に、バックアップ電池を交換しました。

 

 ネジは右サイド2本、下面2本、左サイド2本抜きます。下面の1本は抜きません。右サイドと左サイドのねじは同じ長さですが、ピッチが違いますので間違わないように分けておいてください。

 

 ネジを外すと裏蓋が外れます。3100より結合部が大きくなっているようで、特に上方がきつく付いています。また、左サイドのゴム蓋基部が邪魔しますので、できるだけ引き上げてはずしましょう。

 

 裏蓋を外すと同時にストラップ止めが抜けてしまいます。転がり落ちて無くさないようにしましょう。組み立て時は差し込んでおくのを忘れずに。

 背面と本体は下面のコネクターで繋がっていますので、背面を入れ替える時はここを入れ替えれば終了です。電池交換時は付けたままでも作業可能ですが、作業の邪魔になるようならはずしましょう。ただし、3100に比べるとコネクターが長い割には柔らかく(右矢印)、再度差し込む時に苦労するかもしれません。

 

 裏蓋開けると向かって左下、液晶パネルの下側にバックアップ電池が見えます(左)。3100と違って液晶パネルは外さなくても作業可能です。電池は3100と同じくSANYO ML-614で端子直付けでした。熱を回さないように慎重に半田を吸ってから電池を外し、再び電池を半田付けすれば終了ですが、3100と同じく問題は電池の入手です。なお、液晶には「CASIO」の文字が燦然と輝いていますね。

 

 ML系コイン形リチウム二次電池は上記のようなシリーズが存在しており、ML614はその中でも最小のサイズです。SANYO亡き後Panasonicよりインドネシア製のML614が出ていますが、以前購入したamazonの業者も今は取り扱い無くて入手困難な状態です。ただ、直径が同じで多少厚みのあるML621ならamazonでの取り扱いがあったため、今回はML621を使用しました。

 

 ML621は厚さが2.1mmあり、ML614の1.4mmと比べると0.7mm厚くなっています。ただ、物が小さいので、0.7mm違うだけでも見た目は結構違います。値段はamazonで\500、送料\130で国内業者から発送されました。

 

 3100に比べると4100は電池の隙間に余裕があるため問題なく入りました。ただ、端子の折れ方が逆なため、陽極を上にして付けています。半田付けは簡単ですが、電池を取るときの半田除去に手間取ったため、電池の足を切断して取り去りました。換装後は問題なくバックアップされています。なお、スペック上での期待寿命は室温5年だそうです。

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