INAX メカボックス A-2040

作成日:2016/01/29

INAX メカボックス A-2040

 洗面台で水をためるとき、普通はゴム栓を用いますが、少し高級になると手動スイッチの押し引きで蓋が上下する物があります。これが動かなくなったためNetで調べて交換となりました。初めは名称もわからないのでINAXのフリーダイヤルに聞いてみて、形状をやり取りしてこの部品に辿り着きました。INAXのHPにも修理方法などが載っており、わりとポピュラーな症状のようですね。

 

 通常の修理方法はこちらからどうぞ。
 通常は直管と排水金具を外してからレリーズとメカボックスを分離して交換しますが、私のところでは排水金具をつなげる袋ナットが樹脂状の接着剤で固められていて外れません。無理すると金具上部が壊れそうだったので、直管を外さずに交換しました。

 メカボックスは2本のビスで排水金具に留まっていますが、乗っかっている状態なので交換はメカボックスを上方に引き出すようになります。その際にレリーズケーブルが邪魔になるのであらかじめ外すわけですが、ケーブルの長さに余裕があるため樹脂ナット部分からケーブルを押し込みながらメカボックスを上げると、ケーブル先端が排水金具より上方へ出ますので外すことが可能となります。
 止めビスを外すのですが、小さくて落ちやすいので緩めるだけにしてメカボックスごと引き上げたほうが安全です。通常ならケーブルが邪魔で上がりませんが、上下2つに分離して壊れているので、上部のみ簡単に引き出せます。
 樹脂ナット部は、ナットと内筒によって構成されているので、ナットを緩めた後ケーブルを多少前後すると内筒が緩んで出てきます。内筒を手前に引き出せばレリーズケーブルの押し込みがうまくいきます。 

 

 交換後、レリーズケーブルを引きながらメカボックスを所定位置まで下げて2本のビスで留めれば交換終了です。ただし、ビスを落としやすいので、磁石付きのドライバで慎重に行います
 ビスは磁石に付きにくいステンレス製のようです。ビスの長さは長めなので、メカボックスに乗っけてから静かに下ろして止めました。

 これが故障したメカボックスですが、外殻が上下に分離したため解放時には栓を上げずに自分が下がってしまっています。一度は接着剤で付けたのですが、強度不足だったようで半年程度で再度分離しました。今回は新品に変えましたが、ビスを打ち込むなど改良をして次回の故障時に挑みたいと思います。

 似たような製品で左図のような違いがあります。左はメカボックスと開閉栓がねじ込みになっているタイプで(LF-90G)、ヘアーキャッチャーがありません。メカボックスの製品番号はA-2039(\2,340)で、1996/06までの製品です。
 今回は96/06以降の右製品(LF-96G)で、開閉栓はねじ込みでなくて嵌め込みなので容易に外せます。製品番号はA-2040(\2,340)でホームセンターで取り寄せてくれるそうですが、INAX宅配サービスでも配達しており、代引き送料¥525で発送してくれました。
 ちなみにヘアーキャッチャー(26-76)は\260ですが、開閉栓(33-36-20)は\1,300と多少お高いです。

 前回交換後の丁度6年後、2018年の正月に、再び破損しました。前回と同じ場所が割れていますので、この部品は材質選択に失敗しているのかもしれません。まあ、6年持ったので経年劣化とも言えますが微妙です。今回はAMAZONや楽天でも扱っていましたが、税・送料込みがAMAZON(\3,100)に対して楽天(\2,700)だったので、楽天にしました。

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